「こんな本です!『売れる企画はマイクロヒット戦略で考えなさい』その②」
ジャーン!今週より、店頭に並びました。
前回のブログで、裏テーマのお話をしました。今回は著者心の叫びを書きます。
最近、本を読んだ身近な人からコメントが届いています。が、ここ数日は、こんな声でショックを受けています。
‘事例がすごい、視点がすごい、ネタばれして大丈夫かなと心配してしまいました(起業するときにアドバイスしてくださったT氏)’
‘こんなにディープなこと、本に書いていいんですか?うちの会社の損になりませんか?’(弊社のスタッフO嬢)’
えっ!!!!
正直申し上げると、編集者とエージェントがめちゃめちゃ優秀で、どんどんノセるので、バンバン書いちゃったんですよね。
特に、アイデア発想の秘密の技を惜しげも無く。。。
アイドル志望のコが撮影中にカメラマンにの口車にのせられてすっかり気を許しちゃって
「う~ん、ブラウスのボタンも外してみようか?」
みたいに気づいたらどんどん脱がされていきなりヌード写真デビュー!くらいな気持ちです。もう、丸見えです。
(例えが下品ですみません。あと、編集担当のY氏はめっちゃピュアな好青年です)
ということで、この本についてのワタシの想いは下記の3つです
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著者心の叫び①買ってほしいけど、読まないでほしい。
著者的には、やっぱり、ぶっちゃけ売れて欲しいですよね。ウッシシ
でも、これ読んじゃうと、‘’誰かさん’の企画スキルが上がっちゃうってことですよね?
それ、こ・ま・り・ま・す
買っていつか読もう読もうと思いながら積んでおく・・・って、そんなのがワタシにとってメリットです。
著者心の叫び②クチコミしないでほしい
世間じゃクチコミ命だと思いますが、アイデア本に関しては、クチコミしたくないNO.1になりたいですけどね。
ワタシ、企画で飯を食うようになるために、いろんな本を読みあさりましたが、これ役に立つって本は絶対に人になんか教えたりしませんでしたよ。
それ、やっぱり女だからですか?(確かに、20代の頃、合コンには自分よりもカワイイ子を連れて行かない主義を貫いていました)
企画の人ってハングリーで人を蹴散らし、どれだけ早く頭1つ出るか?、いや、1ミリ先出るか?という世界だと思うんですよね。
仲良くシェアとかしてたら今のワタシはいないと思う。
シェアいたしません(米倉風)くらいの気持ちでいろんな本読んで欲しい。
(どうしても、読書報告したいならモザイクとか伏せ字にするのってどうでしょう。)
・・・と思ったら、とんでもない本屋さんに遭遇!都内ビジネス街の某大型書店に行ってチェックしたら、
『アイデアのつくり方』と『考具』と『売れる企画はマイクロヒットで考えなさい!』が三姉妹風に並べられてた!!!!
この2冊、並べて書くの申し訳ないくらいにアイデア本の名著。殿堂入り本です。アイデア出す仕事でこれを知らない人はモグリみたいな。
で、この2冊とセットで読まれたら、ホントに企画力上がっちゃう!!!!!
この並べ方をした目利き書店員さん恐るべし!!!!!!!普通、ここと一緒に並べないやろ!しかも、この2冊の在庫がたっぷりあるのが凄い。
お願いです。せめて、どうか、この3点セットで読まないで下さい。企画脳のシナプスがバババっとつながっちゃうんで。
著者心の叫び③チームの課題図書にしないでほしい
これ、すごい困ってます。取引先にも、お目にかかったことのない読者の方からのメールでも、課長以上の方が読むと「ためになるので、チーム内で回し読みします」っておっしゃるんです。
なぬ???チーム全体で企画力上げるとな?
私、コンサルが本業なので、取引先に「あっ、もう、うちのメンバー企画できるようになったから廣瀬さん、もういいよ!」って言われたら困っちゃうし、
取引先の競合の会社がチームで企画力を上げるようになったら、私のクライアントがピンチじゃないですか?
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以上、著者心の叫び、いえ、暴走&妄想ブログでした!
(この本を真剣に読んだり、クチコミしたり、チーム内で共有しちゃうと、いろんな人の企画能力がアップして困るのは私っていう、単なるわがままな話なんですけどね)
※決して一緒に読まないでください・・・の、すごいアイデア本の正式名は下記の通りです。
アイデアのつくり方 [単行本]
ジェームス W.ヤング (著), 竹内 均 (解説), 今井 茂雄 (翻訳)
考具 ―考えるための道具、持っていますか? [単行本]
加藤 昌治