会員制マーケティングレポート「月刊 女性潮流研究所」より、表紙の連載、イマドキ女性図艦 File No.40 「赤口紅女子」をご紹介します。
*******************************************
数年前から、来る来る…と言われながらなかなかトレンドとはならなかった「赤口紅」。この秋満を持して(?)メジャーなトレンドに躍り出ました。
化粧品メーカーと女性誌が、「透明感があるので赤でも使いやすい」「つけた後ティッシュオフしてなじませる」といった、赤の持つキャラの濃さ・インパクト・色気をマイナスして、「意外と使いやすいんですよ」という提案をしてきたのがここ数年。
しかし今年の赤口紅の使われ方は、むしろその逆。猫目アイライン+赤口紅をモノトーンのモードファッションに効かせたり、カジュアル服に合わせて大人ボーイッシュのポイントにしたりと、プラスのアクセントの役目を担っているのです。従来の「赤口紅=セクシーな悪女」的イメージではなく、モードやカジュアルファッションに合わせるという軽やかな使い方がトレンドになっています。
この秋のファッショントレンドとして、先月号で「色気ボーイッシュ女子」を取り上げましたが、ゆるふわ・ガーリーといったイメージが女性の標準装備となった今、「メンズライクなのに色っぽい」「ボーイッシュなのに可愛い」といった、相反した魅力を兼ね備えているのがおしゃれに映ります。赤口紅は、ほんのひと塗りでそんな印象を与えられる、この秋の象徴アイテムと言えるでしょう。
*******************************************
★「月刊 女性潮流研究所」についてはこちらをご覧ください。
http://www.beautybrain.co.jp/labo/magazine/