「こんな本です!『売れる企画はマイクロヒット戦略で考えなさい』その③」
本のご紹介ブログ第三弾です。
これまでのお話
第三弾の本日はノーマルモード(?)
発売最初の週が明け、有隣堂さんのビジネス書の週間ランキング9位に入っていたそうです!
見つけていただき、早速手にとってくださった皆様、ありがとうございます。
さて、第二弾に続き、
一足お先に読んでくださった方からの感想をご紹介します!。今日は、出版社で企画をする方々編です。
“いやー、これ激しくお役立ちですよ~。ほんと、読まんと損するレベル!!
1冊なのに、3冊分くらいの濃さ。企画会議のごとに、何回も開いて読みなおさなきゃ~いかんと思いました(書籍編集者Iさん)”
・・・Iさん、こってこての関西人なんですよね。損とか得とかに超~~~~敏感なんです。
が、そのあたりを評価していただいて本望です。もう、持ってけ泥棒!出血大サービス!なんと、さらにもう2皿オマケにつけちゃう!
みたいな心境で、盛り盛りの内容です。1冊でやるようなテーマが3つ入ってるので。
私はコンサルが本業なので、本は頻繁に書けないなぁと思い、1冊に3冊分仕込みました。
この本、ホントは1500円×3だから4500円分かも???
“キャッチーで読みやすく深い。池上彰の予感(雑誌編集者 Rさん)”
・・・うっひゃ、すごい予感しちゃってます、Rさん!!!!お前の方がずっとキャッチーじゃろ!
商品企画とかマーケティングの話って難しいしあんまり興味がわかないと思うのですが、
この本は、身近に感じていただけるように、誰もが知っている商品をとりあげて説明しています。
が、池上式のごとく、すごく詳しい賢者が身近な事例で噛み砕いて詳しく説明する・・・というのではなく、むしろ逆パターンです。
私ももともとが、全くマーケティングを学問として学んでいない素人で、
いきなり現場にポーンっと放り込まれて実践でやっているうちに、あとでマーケティングの法則に当てはめて理解したという形です。
もしかして、本当にプロならもっと凄いヒット商品を作る技術があるのかもしれませんが、
私レベルで最大限の効果を出せる方法がないか?というのがマイクロヒット戦略なのです。
私については・・・
アメリカ留学で最先端のマーケティングを学びました!とか特化した学歴もないし、
マーケティング専門のトップ企業の花形社員だったというわけでもないし、
ビジネス界の有名人との華麗なる交流があるというスゴイ人脈の持ち主でもないし、
っと、そういうことを本に書いていたら、編集者にカットされました。「廣瀬さん、腰低いのはいいけど、そんなネガティブなヒトの本買わないんで!」って(笑)
でも、卑下してるつもりはないんですよ。むしろ普通じゃないですか?
メーカーでモノをつくる企画とか、お店でモノを売る企画とか、そういう仕事をしている人って、ほとんどが私と同じ普通の人じゃないですか???
一部上場企業だってそうですよ。
上の3つの凄い条件を私はひとつも持っていないのに、企画の仕事で大企業からオファーが絶えないっていうのは、すごい変な話で、
きっと何か、あるはず。その変な現象が起きる理由みたいなのがこの本に書かれているかも?
「売れる企画はマイクロヒット戦略で考えなさい!」は、凡人による凡人のためのビジネス本なのです!
(しかも、4500円分入ってたったの1500円!!!)
「こんな本です!『売れる企画はマイクロヒット戦略で考えなさい』その②」
ジャーン!今週より、店頭に並びました。
前回のブログで、裏テーマのお話をしました。今回は著者心の叫びを書きます。
最近、本を読んだ身近な人からコメントが届いています。が、ここ数日は、こんな声でショックを受けています。
‘事例がすごい、視点がすごい、ネタばれして大丈夫かなと心配してしまいました(起業するときにアドバイスしてくださったT氏)’
‘こんなにディープなこと、本に書いていいんですか?うちの会社の損になりませんか?’(弊社のスタッフO嬢)’
えっ!!!!
正直申し上げると、編集者とエージェントがめちゃめちゃ優秀で、どんどんノセるので、バンバン書いちゃったんですよね。
特に、アイデア発想の秘密の技を惜しげも無く。。。
アイドル志望のコが撮影中にカメラマンにの口車にのせられてすっかり気を許しちゃって
「う~ん、ブラウスのボタンも外してみようか?」
みたいに気づいたらどんどん脱がされていきなりヌード写真デビュー!くらいな気持ちです。もう、丸見えです。
(例えが下品ですみません。あと、編集担当のY氏はめっちゃピュアな好青年です)
ということで、この本についてのワタシの想いは下記の3つです
・・・・・・・・・・・・
著者心の叫び①買ってほしいけど、読まないでほしい。
著者的には、やっぱり、ぶっちゃけ売れて欲しいですよね。ウッシシ
でも、これ読んじゃうと、‘’誰かさん’の企画スキルが上がっちゃうってことですよね?
それ、こ・ま・り・ま・す
買っていつか読もう読もうと思いながら積んでおく・・・って、そんなのがワタシにとってメリットです。
著者心の叫び②クチコミしないでほしい
世間じゃクチコミ命だと思いますが、アイデア本に関しては、クチコミしたくないNO.1になりたいですけどね。
ワタシ、企画で飯を食うようになるために、いろんな本を読みあさりましたが、これ役に立つって本は絶対に人になんか教えたりしませんでしたよ。
それ、やっぱり女だからですか?(確かに、20代の頃、合コンには自分よりもカワイイ子を連れて行かない主義を貫いていました)
企画の人ってハングリーで人を蹴散らし、どれだけ早く頭1つ出るか?、いや、1ミリ先出るか?という世界だと思うんですよね。
仲良くシェアとかしてたら今のワタシはいないと思う。
シェアいたしません(米倉風)くらいの気持ちでいろんな本読んで欲しい。
(どうしても、読書報告したいならモザイクとか伏せ字にするのってどうでしょう。)
・・・と思ったら、とんでもない本屋さんに遭遇!都内ビジネス街の某大型書店に行ってチェックしたら、
『アイデアのつくり方』と『考具』と『売れる企画はマイクロヒットで考えなさい!』が三姉妹風に並べられてた!!!!
この2冊、並べて書くの申し訳ないくらいにアイデア本の名著。殿堂入り本です。アイデア出す仕事でこれを知らない人はモグリみたいな。
で、この2冊とセットで読まれたら、ホントに企画力上がっちゃう!!!!!
この並べ方をした目利き書店員さん恐るべし!!!!!!!普通、ここと一緒に並べないやろ!しかも、この2冊の在庫がたっぷりあるのが凄い。
お願いです。せめて、どうか、この3点セットで読まないで下さい。企画脳のシナプスがバババっとつながっちゃうんで。
著者心の叫び③チームの課題図書にしないでほしい
これ、すごい困ってます。取引先にも、お目にかかったことのない読者の方からのメールでも、課長以上の方が読むと「ためになるので、チーム内で回し読みします」っておっしゃるんです。
なぬ???チーム全体で企画力上げるとな?
私、コンサルが本業なので、取引先に「あっ、もう、うちのメンバー企画できるようになったから廣瀬さん、もういいよ!」って言われたら困っちゃうし、
取引先の競合の会社がチームで企画力を上げるようになったら、私のクライアントがピンチじゃないですか?
・・・・・・・・・・・・
以上、著者心の叫び、いえ、暴走&妄想ブログでした!
(この本を真剣に読んだり、クチコミしたり、チーム内で共有しちゃうと、いろんな人の企画能力がアップして困るのは私っていう、単なるわがままな話なんですけどね)
※決して一緒に読まないでください・・・の、すごいアイデア本の正式名は下記の通りです。
アイデアのつくり方 [単行本]
ジェームス W.ヤング (著), 竹内 均 (解説), 今井 茂雄 (翻訳)
考具 ―考えるための道具、持っていますか? [単行本]
加藤 昌治
「こんな本です!『売れる企画はマイクロヒット戦略で考えなさい』その①」
もう5年くらい、ああだこうだと悩んでいた本ですが、本日より、書店に並びます。
帯には「AKBも食べるラー油もレッドブルもマイクロヒット戦略から生まれた」
と書いてありマイクロヒット戦略という独自に名づけた考え方の解説をした本なのですが、
裏テーマについて書きたいと思います。
ジャーン♪
これを作っているときに目指したのは“はじめての商品企画のエンタメ本”です。
商品企画の勉強もできるけれど、
へ~、今の世の中ってこうなんだ!というのがわかる本。
商品企画や開発の本って堅苦しくてつまらないから積読になりがちなので、
それを打ち破る本がつくりたかったんです。
・・・・・・・・・・・・
エンタメ要素その①オモロイ商品事例がたくさん
生キャラメルイモってなんじゃ?
えっ!一生洗わないバスマットなんてあるの?
ザク豆腐、うわ、欲しかった!
・・・と、知らなかった商品にも出会えるかも?
日経様にご協力をいただき、あの「日経ヒット消費番付」を丸ごと使って企画のアイデアをつくる秘密をご紹介しています
エンタメ要素その②イマドキのヒトのあるあるネタ
「女子会行ってきます」って言ってるのはもう女子じゃない人だよね、とか、
女性にモテたい男性って3タイプに分けられるよね、とか
現代人の「心のキャラ」について解説しています。
エンタメ要素その③人生に役立つマーケティング知識
ティッピングポイント、イノベーター理論、キャズム理論、ブルーオーシャン戦略
など、企画の現場で実践的に解釈する?を解説しています。
マーケティングに関係なくても「社会の法則」として知っておくと
人生面白くなる。そんな視点で書いています。
・・・・・・・・・・・・
商品企画のオシゴト本として読んでいただくのはもちろんですが、
普段、マーケティングとは関係ないところにいるバリバリ理系・技術系の友人や、
専業主婦の友人にも好評でした。
「へー、って感じのネタ本で、あっという間に読んじゃった」
「消費者としてもこういう知識を知っておくって大切だな」という感想が。
ネタ本、まさに求めていた評価です!
ビジネス書という堅苦しいコーナーに置いてあると思いますが、コタツで横になりながら耳でもほじりながら読んでいただきたい本です。
●出版社のWEBサイトご紹介
売れる企画はマイクロヒット戦略で考えなさい
※続きも書きました!「こんな本です!『売れる企画はマイクロヒット戦略で考えなさい』その②」
●謝辞
※発売日の朝にブログをアップせよ!とは書籍のヒット先輩 梅津有希子さんにアドバイスをいただきました。ありがとうございました