2015年4月8日
会員制マーケティングレポート「月刊 女性潮流研究所」より、表紙の連載、イマドキ女性図艦 File No.47「楽おしゃママ」をご紹介します。
雑誌全体の売り上げが低迷する中、創刊が相次ぎ、 元気なのはどのジャンルか知っていますか?
それは「ママ」がターゲットの雑誌。
今や普通のファッション誌と同じように、 ファッション志向やライフスタイルによってターゲットが細かく設 定され、たくさんの種類が出ています。
そんなあまたあるママ雑誌で人気のファッションといえば、「 楽おしゃファッション」。
例えば、「私たちを『甘やかす服』『ひきしめる服』」( VERY6月号)、「ゆったりだったり楽ちんだったり、 でもエレガンスはけっして忘れないのが大人のお出かけ着」( STORY6月号)、「夏のママは楽ちんだけど『なんか素敵』 スタイルで!」(SAKURA7月号) といった企画が見られます。
育児や家事に励むために“楽ちん” なだけではダサくなってしまうし、“おしゃれ” ばかり追求するのはママの日常にふさわしくない。
ほどよく楽ちんで、ほどよくおしゃれ…というのが、「 楽おしゃファッション」なのです。
この“ほどよさ”こそが、ママファッションならではのポイント。
それは、ママコミュニティで一番重要な、“空気を読める” ということに通じます。
一言でママコミュニティと言っても、地域、子供・母自身の年齢、 有職か専業主婦か…などによって、その色は全く違います。
その細分化されたコミュニティごとに、“おしゃれすぎず、 ダサすぎない”、“浮かない、沈まない” という非常に微妙なラインで牽制し合い、 マウンティングし合うのがママという人種。
そのテリトリー内で最適化されたファッションを身に着けなければ なりません。
「楽おしゃファッション」というカテゴリー内でも、 イラストが示すようにいくつかのタイプが存在するのです。
そしてそれらはほぼ交わることなく、 そのコミュニティの中だけで人間関係が完結しています。
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