イマドキ女性図鑑

会員制マーケティングレポート「月刊 女性潮流研究所」より、表紙の連載、イマドキ女性図艦 File No.49「ミーハー野球観戦女子」をご紹介します。

ミーハー野球観戦女子

今回取り上げるイマドキ女性は、当事者を除くと、女性よりもむしろ男性の間で話題になっているかも!?
男性客が過半数を占めるスタジアムで注目されている、「ミーハー野球観戦女子」が今回のテーマです。

 

人気選手のメジャーリーグ進出や、サッカーなど外的要因にも押され、人気が低下していると言われるプロ野球。
しかし最近、“スター選手はおらず、成績は万年Bクラス”といった地味めチームのスタジアムに、これまで見ることのなかった、イマドキの可愛い女の子たちが増えているというのです。

 

応援しているチーム名に合わせて、「カープ女子」(広島カープ)、「ハマっ娘」(横浜DeNA)、「オリ姫」(オリックス)などと呼ばれる彼女たちは、「チームのレプリカユニフォームを着用し、勝った日はビール片手にスポーツニュースをはしご」といった、オヤジ系のガチな野球ファンの女性とは全く別の人種。

 

オフィシャルグッズのタオルやメガホンを持ちつつ、イマドキトレンドを押さえた服やヘアメイク。
応援グッズ以外でも、シュシュやピアスなどでチームカラーやマスコットを取り入れる。
各球団とも新規客を呼ぼうと、子供のいるファミリー・カップル・女性に向けたイベントや割引、グッズなどを次々に投入しており、「女性向けグッズ=ピンクにしとけばOK」というような単純なものが多かったのですが、むしろ定番モノを普通の女子服に合わせるのが、イマドキの観戦女子スタイル。

 

「野球なんて興味なさそうなイマドキ女子なのに、野球を応援しているワタシ」
「それもあえて巨人や阪神みたいな人気球団ではなく、地味なカープを応援しちゃうワタシ」
イマドキのおしゃれな女の子が、野球トッピングでコスプレ的な可愛さをまとう。
彼女たちにとって、スタジアムという舞台の主役は、選手ではなくワタシなのです。

 

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会員制マーケティングレポート「月刊 女性潮流研究所」より、表紙の連載、イマドキ女性図艦 File No.48「ゆるダイエット女子」をご紹介します。

ゆるダイエット女子

先日ご紹介した「楽おしゃママ」にも見られるように、“頑張らない”は各方面で注目のキーワードになっています。
ダイエットもその例にもれず、我慢、忍耐…といった、定番イメージを覆す「ゆるダイエット」が最新のトレンド。

 

ダイエットをする上で大切だと言われることの一つは、「目標を設定する」こと。
マイナス○キロ、マイナス○センチ、あるいは、誰々みたいな体型…と色々ありますが、この目標がまず以前と違ってきているのです。
細ければ細いほどいい、というような“モデル体重”ではなく、ほどよくお肉がついて丸みのある“美容体重”が新たな目標!
スパルタで非現実的な目標よりも、ちょっとがんばれば手が届きそうな、ゆるい目標設定で、あくまでも無理はしません。

 

激しいエクササイズよりも、あくまでも心と体が気持ちいいと感じるおうちヨガ。
週末にはビーチヨガやパークヨガといったイベントに参加。
従来のダイエットではご法度の、甘いものや肉料理も、肌や髪のツヤ・女らしさをキープし、ストレスをためないためにも我慢しない。
(ヨガ帰りにパンケーキを食べたり、スタバでフラペチーノを飲むことだってあり!)
それよりも、トーストやご飯中心の朝食を、グラノーラ・ヨーグルト・フルーツなどの入ったアサイーボウルや、グリーンスムージーに。
イマドキ美人の条件・小顔になるためのアプローチも、雑誌など眺めつつ、ローラーやかっさでマッサージ…とゆる~く。
ヘルシーでおしゃれな趣味・ライフスタイルを楽しむ延長に、スタイルアップという結果がついてきたらいいな♪という感じ。

 

ストイックに頑張って、ひたすらモデルのような体型を目指すのも、色気のない行き過ぎたロハス主義になるのもなんか違う。
可愛く過程を楽しむのが、イマドキの「ゆるダイエット女子」なのです。

 

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会員制マーケティングレポート「月刊 女性潮流研究所」より、表紙の連載、イマドキ女性図艦 File No.47「楽おしゃママ」をご紹介します。

楽おしゃママ

雑誌全体の売り上げが低迷する中、創刊が相次ぎ、元気なのはどのジャンルか知っていますか?
それは「ママ」がターゲットの雑誌。
今や普通のファッション誌と同じように、ファッション志向やライフスタイルによってターゲットが細かく設定され、たくさんの種類が出ています。

 

そんなあまたあるママ雑誌で人気のファッションといえば、「楽おしゃファッション」。
例えば、「私たちを『甘やかす服』『ひきしめる服』」(VERY6月号)、「ゆったりだったり楽ちんだったり、でもエレガンスはけっして忘れないのが大人のお出かけ着」(STORY6月号)、「夏のママは楽ちんだけど『なんか素敵』スタイルで!」(SAKURA7月号)といった企画が見られます。

 

育児や家事に励むために“楽ちん”なだけではダサくなってしまうし、“おしゃれ”ばかり追求するのはママの日常にふさわしくない。
ほどよく楽ちんで、ほどよくおしゃれ…というのが、「楽おしゃファッション」なのです。

 

この“ほどよさ”こそが、ママファッションならではのポイント。
それは、ママコミュニティで一番重要な、“空気を読める”ということに通じます。
一言でママコミュニティと言っても、地域、子供・母自身の年齢、有職か専業主婦か…などによって、その色は全く違います。
その細分化されたコミュニティごとに、“おしゃれすぎず、ダサすぎない”、“浮かない、沈まない”という非常に微妙なラインで牽制し合い、マウンティングし合うのがママという人種。
そのテリトリー内で最適化されたファッションを身に着けなければなりません。
「楽おしゃファッション」というカテゴリー内でも、イラストが示すようにいくつかのタイプが存在するのです。
そしてそれらはほぼ交わることなく、そのコミュニティの中だけで人間関係が完結しています。

 

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会員制マーケティングレポート「月刊 女性潮流研究所」より、表紙の連載、イマドキ女性図艦 File No.46「靴下女子」をご紹介します。

靴下女子

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意外なアレがブレイク?!今年の春夏トレンドファッション

前の年の年末くらいから、来年の春夏はコレが来る!というニュースが流れます。
去年は、「柄パンツ」が予想通り派閥や年齢を超えた大ヒットになりました。
今年、取り上げられていたのは「クロップドトップス(短い丈のシャツ)」でしたが、お腹チラ見せということもあり、着こなしが難しいため、大ブレイクとまではいかなかったようです。

そして今年、実際に流行ったのは意外なものでした。
去年までは見られなかったアイテム、「靴下」です。
スニーカーはもちろん、サンダル、ヒールパンプスにも靴下を合わせるのが、旬!
ボーイッシュカジュアルの10代から、こなれモード系の30代・40代に至るまで、年齢もジャンルも実に幅広く、靴下コーデが支持されました。
オートクチュールのコレクションでも見られるコーデで、シャネルからは、なんと靴下と一体になったパンプスも登場!

さて、一体なぜ靴下?という疑問が湧くミスマッチコーデなわけですが、そのミスマッチ感こそが、トレンドである「ハズし」「こなれ」感の演出につながっているのです。
クロップドトップスや、サーキュラー、ペンシルなどのスカートがトレンドとなっている今シーズン。
とはいえ、どれもアイテムとしては斬新なものではなかったりする中で、靴下を合わせることで、一気に新鮮に見える効果がありました。

また、生脚ブームが続いてきた一方で、冷えに悩む女性の間では、重ねばき靴下が静かなブームになったという背景もあります。
健康面だけでなく、美容面でも「温めることが重要」という認識が高まっており、それは靴下ブームの“裏テーマ”であるかも知れません。
たった一品、数百円の靴下…トレンド感を出す(そして冷えを取って“めぐり美人”になる)ための費用対効果は抜群です!

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会員制マーケティングレポート「月刊 女性潮流研究所」より、表紙の連載、イマドキ女性図艦 File No.45「ヘルシーエロ女子」をご紹介します。

ヘルシーエロ女子

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今、女性たちにエロブームが起きている?!

海外では、一流モデルが次々とセミヌードを披露。バスローブ姿で髪にタオルを巻いたミランダ・カーやカーラ・デルヴィーニュ。マリオ・テスティーノが撮り下ろし、インスタグラムで発表したポートレートです。ハイブランドの服をまとった姿と違い、リラックスして自然なセクシーさが表れたモノクロ写真は、いやらしくなくおしゃれ!

エロがおしゃれというのは世界的な流れともいえそうですが、今、日本では、空前のエロブームになっているのです。

今の女子の憧れは、洋服をオシャレに着こなせるスレンダーなモデルボディではなく、平子理沙やAKBのこじはるのような、もっちり白肌にほどよくふっくらとしたボディです。

そして、知識欲もむくむくと目覚めています。ananのセックス特集に女性向けセクシーDVDの付録がついたり、それに出演しているイケメン男優(一徹)が“エロメン”と称されてアイドル的な人気が出たり、はたまた女性用“セルフ・プレジャーグッズ”がヒットしたり、WEB業界においても、夜オンナ(excite)、MESSY(サイゾー)など、女性限定でエロネタ満載のものが人気など、今まででは考えられない現象が。空前のエロブームといっていいでしょう。

震災後、それまでのモテブームからガラリと変わって婚活ブームや妊活ブームにシフトした日本。ファッションやビューティなど、「オシャレ」を磨けばよかったモテと違い、婚活や妊活となると「性」とは切っても切れない関係にあります。このトレンドも偶然ではなく、当然の流れと言えるのではないでしょうか。

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